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EDR・SIEM・SOARの違い:MonitorDogの統合された検知・分析・対応

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約18分
MonitorDogチーム
AI搭載ビジュアルハッキング防止ソリューション

セキュリティ体制を整備すると、EDR、SIEM、SOARという用語を頻繁に目にします。いずれも脅威検知とインシデント対応に関わるため似て見えますが、実際には 監視する範囲と担う役割が異なります。

簡単にいえば、EDRはPCやサーバーなどのエンドポイントを詳しく監視し、SIEMは組織全体で発生したセキュリティデータを一か所に集めて分析し、SOARは検知後の反復的な対応手順を連携・自動化します。

MonitorDogは、この3つの運用アプローチを画面セキュリティ領域に統合しています。エンドポイントでセキュリティ上の問題を検知して即座に対処し、複数のユーザーやデバイスのイベントをダッシュボードで一元管理し、管理者が設定したシナリオに応じて疑わしい行動の分類や画面ロックなどの対応を実行します。

3分要約

  • EDRは、プロセス、ファイル、ネットワーク接続などのエンドポイント上の行動を継続的に監視し、脅威を検知・調査・封じ込めます。
  • SIEMは、複数のセキュリティシステムやインフラのログを一元的に収集・相関分析し、組織全体の脅威を可視化します。
  • MonitorDogは画面セキュリティ領域において、エンドポイントでの検知・対処、ダッシュボードによる一元管理、シナリオベースの自動対応を1つのプラットフォームで提供します。

EDRとは

EDR(Endpoint Detection and Response)は、その名のとおり エンドポイントでの検知と対応を担うソリューションです。従業員のノートPCやデスクトップ、業務用サーバーなど、組織が管理するデバイスにエージェントやセンサーを導入し、その内部で発生する行動を継続的に監視します。

EDRが主に収集する情報には、次のようなものがあります。

  • どのプロセスが実行されたか?
  • どのファイルやレジストリが作成・変更されたか?
  • どのIPアドレスと通信したか?
  • どのユーザーアカウントがログインしたか?
  • 子プロセスがどのような順序で実行されたか?

たとえば、文書アプリケーションが突然コマンドラインツールを起動し、その後大量のファイルを暗号化し始めた場合、EDRはこの一連の行動をランサムウェアの疑いがある活動として判断できます。セキュリティ担当者はプロセスの実行フローを調査し、感染したデバイスをネットワークから隔離したり、悪意のあるファイルを遮断したりできます。

アンチウイルスが既知のマルウェアの侵入防止を中心とするのに対し、EDRは予防的な制御をすり抜けた攻撃も行動ベースで発見・調査できる点が異なります。ただし、EDRの主な可視性はエージェントが導入されたエンドポイントの内部にあります。クラウドサービス、ファイアウォール、メール、認証システムなど、組織全体の状況をEDRだけで把握することは困難です。

SIEMとは

SIEM(Security Information and Event Management)は、セキュリティ情報およびイベント管理を行うソリューションです。ファイアウォール、サーバー、クラウド、IAM、EDR、DLP、アプリケーションなど、異なるシステムから生成されるログやアラートを一元的に収集・分析します。

SIEMの本質は、単にログを保存することではなく、分散しているイベントを結び付け、意味のある脅威として可視化することにあります。

次のような状況を考えてみましょう。

  1. 海外のIPアドレスから、特定アカウントのログイン失敗が繰り返されます。
  2. しばらくして、同じアカウントでログインに成功します。
  3. 普段使用しないサーバーに管理者権限でアクセスします。
  4. EDRが大量圧縮ツールの実行を検知します。

各ログを個別に見ると、単なる認証失敗や通常のプログラム実行に見えるかもしれません。SIEMはIPアドレス、ユーザー、デバイス、時刻などの共通情報を基にイベントを相関分析し、アカウント侵害の疑いがある1つのインシデントとして提示できます。

SIEMは、組織全体の可視化、長期ログ検索、検知ルールの運用、監査、コンプライアンス対応に強みがあります。一方、収集されていないイベントは分析できません。ログソースが欠落していたり、フィールドが適切に正規化されていなかったりすると、検知品質も低下します。最終的に、SIEMの性能は製品だけでなく、ログ設計と検知ルールの品質に大きく左右されます。

SOARとは

SOAR(Security Orchestration, Automation, and Response)は、セキュリティのオーケストレーション、自動化、対応を意味します。複数のセキュリティツールや業務システムを連携させ、インシデント対応手順をプレイブックとして実行します。

SIEMが「何が起きたのか」を見つけることに重点を置くなら、SOARは次の問いである 「次に何をすべきか」 を標準化・自動化します。

たとえば、フィッシングメールの報告を受けた際、SOARのプレイブックは次の処理を順番に実行できます。

  1. メールの送信者、URL、添付ファイルのハッシュを抽出します。
  2. 脅威インテリジェンスサービスでレピュテーションを照会します。
  3. 悪意があると判断された場合、他のユーザーの受信トレイからも同じメールを検索します。
  4. ファイアウォールやセキュリティゲートウェイに悪意のあるURLの遮断を要求します。
  5. チケットを作成し、調査結果を担当アナリストに伝えます。

オーケストレーションは、複数のツールと担当者の作業順序を連携することです。自動化は、その中で反復可能かつ基準が明確な手順を人の介入なしに実行することです。すべての対応を完全に自動化する必要はありません。アカウントの無効化やサーバーの隔離など、業務への影響が大きい措置は、アナリストの承認後に実行するよう構成できます。

EDR・SIEM・SOARの違いを一覧で比較

ソリューション中心的な役割主な機能と特徴
EDRエンドポイントで発生する脅威を検知・対応プロセス、ファイル、ネットワーク、ログイン行動の収集、脅威調査、デバイス隔離、悪意のあるファイルの遮断
強み: エンドポイント内部を詳細に調査
制約: 管理対象外のシステムや外部環境は把握しにくい
SIEM組織全体のセキュリティイベントを一元的に分析ネットワーク、クラウド、エンドポイント、アカウントなどのログ収集・正規化、検索、相関分析、アラート、ダッシュボード
強み: 分散したイベントを一か所で分析
制約: 収集されていないデータは分析できない
SOAR検知したインシデントの対応手順を連携・自動化SIEM・EDRアラートと脅威インテリジェンスの補強、分類、プレイブック実行、チケット作成、対応自動化
強み: 反復作業を迅速かつ一貫して処理
制約: 明確な手順とツール連携が必要

この表は、各製品カテゴリーの中心的な役割を示したものです。実際の市場では、機能の境界が次第に重なっています。EDRにもデバイス隔離などの自動対応機能があり、SIEMにもプレイブックや自動化機能が含まれる場合があります。また、SOARがSIEMプラットフォームの一機能として提供されることもあります。

そのため、製品名だけで判断するのではなく、どのデータを収集するのか、どのような検知・調査機能を持つのか、どこまで対応を自動化できるのかを実際の要件と比較する必要があります。

EDR・SIEM・SOARの観点から見るMonitorDog

MonitorDogを単なるスマートフォン撮影検知ツールとして説明するだけでは、実際に提供しているセキュリティ運用機能を十分に表せません。MonitorDogは画面セキュリティとエンドポイントセキュリティに特化した領域で、検知と対処、一元的な分析と管理、シナリオベースの対応自動化を1つのフローとして支援します。

EDRの観点:エンドポイントで検知し、即座に対処する

MonitorDogエージェントは、ユーザーのPC上で画面撮影の試み、複数人検知、離席、スクリーンショット試行、顔認証の成功・失敗、禁止プログラムの実行、デバイス使用など、さまざまなセキュリティイベントを確認します。

セキュリティ上の問題を検知しても、記録を残すだけでは終わりません。ポリシーに応じて画面をロックし、さらなる露出を防止できます。管理者はイベントの発生時刻、対象ユーザーとデバイス、関連履歴を確認して状況を調査できます。これは、エンドポイントの行動を継続的に監視し、脅威が発生した場所で対処するというEDRの機能的なフローに沿っています。

SIEMの観点:ダッシュボードでイベントとポリシーを一元管理する

複数のユーザーやデバイスで発生したセキュリティイベントは、MonitorDogの管理者ダッシュボードに集約されます。管理者は組織全体のイベントを一か所で検索し、リスクレベル、レビュー状態、ユーザー別・デバイス別の履歴、関連アクティビティを確認できます。

また、ユーザー単位および組織単位のセキュリティポリシーを一元的に設定・管理できます。PCを1台ずつ確認する代わりに、ダッシュボードで繰り返し発生するイベントや高リスクユーザーを特定し、調査や監査に必要な記録を管理します。これは、分散したイベントを一元的に可視化・分析するSIEMの役割を画面セキュリティ領域に適用したものです。

SOARの観点:シナリオに基づいて対応手順を自動化する

MonitorDogのシナリオ機能は、個別のイベントをセキュリティ運用手順に結び付けます。管理者は、特定のイベントが短時間に繰り返された場合や、設定したしきい値を超えた場合に、疑わしい行動として分類するシナリオを構成できます。

シナリオのリスクと業務特性に応じて、記録のみを残す、ユーザー自身が解除できるロックを適用する、管理者の承認がなければ解除できないようにするといった対応レベルを設定できます。必要に応じて、イベントロックやリモートロックでデバイスを即座に制御することもできます。すべてのイベントを人が確認してから対処するのではなく、あらかじめ定義した条件と手順に基づいて一貫した対応を実行するという点で、SOARの機能的な考え方を実現しています。

観点MonitorDogの主な機能運用上の効果
EDRPCエージェントによるイベント検知、イベント調査、画面ロック、デバイス対処脅威が発生したエンドポイントで迅速に検知・遮断
SIEMダッシュボードによるイベント収集・検索、リスク・レビュー状態管理、組織ポリシー管理複数のユーザーとデバイスのセキュリティ状態を一元的に把握
SOAR条件・しきい値ベースのシナリオ、疑わしい行動の分類、ロック・承認手順反復的な判断と対応をポリシーに基づいて自動化

これは、MonitorDogが汎用EDR、SIEM、SOAR製品のすべての機能をそのまま提供するという意味ではありません。マルウェアフォレンジックや外部セキュリティ製品の汎用ログ収集など、各カテゴリー固有の領域は既存のセキュリティソリューションが担います。MonitorDogの違いは、画面セキュリティとエンドポイント制御という専門領域の中で、3つの機能を1つのプラットフォームに連携することです。

3つのソリューションはどのように連携するのか

EDR、SIEM、SOARは互いを置き換えるのではなく、セキュリティ運用における1つのフローを構成します。

1. EDRがエンドポイントの脅威を検知します。

従業員のPCで、不審なスクリプト実行、認証情報窃取の兆候、外部サーバーとの通信などが検知されます。EDRは関連するプロセスツリーやファイル情報をアラートに含めます。

2. SIEMが他のシステムの文脈を追加します。

EDRのアラートに、認証ログ、メールセキュリティログ、ファイアウォール記録、クラウドアクセスログを結び付けます。同じアカウントが他のデバイスでも異常な活動をしていないか確認し、インシデントの範囲を把握します。

3. SOARが定義済みの対応手順を実行します。

脅威インテリジェンスの照会、チケット作成、担当者への通知など、影響の小さい作業は自動化できます。リスクが高い場合はアナリストの承認を求め、承認後にEDRでデバイスを隔離したり、IAMでアカウントをロックしたりできます。

このフローを簡単にまとめると、EDRは現場のセンサー兼対応手段、SIEMは一元的な分析ハブ、SOARは対応手順の実行エンジンに相当します。

1つだけ導入するなら、何を優先すべきか

答えは、組織の規模と現在のセキュリティ運用の成熟度によって異なります。次の基準で優先順位を決められます。

ランサムウェアとエンドポイント侵害への対応が最優先ならEDR

従業員のPCやサーバーで発生する攻撃を迅速に検知・調査する必要がある場合は、EDRが優先です。効果を上げるには、管理対象デバイスの状況を把握でき、アラートの確認と隔離措置を行う担当者も必要です。

複数のセキュリティツールにログが分散しているならSIEM

ファイアウォール、クラウド、認証、EDRなど複数のソリューションを運用しているものの、それぞれのコンソールを個別に確認している場合、SIEMの価値が高まります。インシデント調査のために長期ログ検索が必要な場合や、規制対応のための一元的な保存が重要な場合にも適しています。

対応手順は確立しているが、反復作業がボトルネックならSOAR

SOARは、十分なアラートソースと安定した対応手順がある場合に大きな効果を発揮します。アラートを誰が確認し、何を調査し、どの条件で遮断するかが決まっていない場合は、自動化の前にプロセスを整備する必要があります。未整備の手順を自動化すると、誤った処理をより速く繰り返すだけです。

中小規模の組織が、必ずしも3つの独立した製品をすべて購入する必要はありません。既存のEDRやクラウドセキュリティプラットフォームに含まれるSIEM・自動化機能を先に確認し、実際の運用人員とログ量に合わせて段階的に拡張する方法が現実的です。

導入前のチェックリスト

1. 保護対象とログソースを整理する

管理するPCやサーバーの台数、利用しているクラウドや業務システム、現在保存しているログを確認します。ツールを先に購入して後からデータを探すと、可視性が向上しないままライセンス費用やストレージ費用だけが増える可能性があります。

2. 検知後の担当者と手順を定義する

アラートを誰が確認し、どの基準でインシデントを分類し、どの状況でデバイス隔離やアカウントロックを行うかを定めます。ツールはアラートを生成できますが、最終的な責任や業務上の文脈まで代わりに判断することはできません。

3. リスクに応じて自動化の範囲を分ける

脅威情報の照会、重複アラートの整理、チケット作成は比較的安全に自動化できます。一方、アカウント無効化、ネットワーク遮断、サーバー隔離は業務停止につながる可能性があるため、承認段階と復旧手順も合わせて設計する必要があります。

4. 運用コストと人員を合わせて計算する

SIEMのログ収集量と保存期間はコストに直接影響します。EDRのポリシーチューニング、SIEMの検知ルール管理、SOARのプレイブック保守にも担当者の時間が必要です。導入費用だけでなく、継続的な運用費用も評価します。

5. 検知できない領域を確認する

すべての脅威を可視化できるセキュリティツールはありません。EDRは管理対象エンドポイント内部の行動、SIEMは収集されたログ、SOARは入力されたアラートと定義済みの手順に基づいて動作します。そもそもデジタルイベントが生成されない行動は、このフローに入りません。

画面前の行動を検知・分析・対応のフローに取り込む

機密性の高い顧客情報や設計図を画面に表示し、個人のスマートフォンで撮影する状況を考えてみましょう。会社のPCでは新しいプロセスやファイルが作成されず、ネットワーク転送も発生しません。

一般的なエンドポイントログには調査対象となる行動がなく、一元分析システムにも収集すべき元イベントがなく、自動対応を開始するアラートも生成されません。既存ツールの不足ではなく、監視範囲の外で物理的な行動が発生するためです。

MonitorDogは、画面前で起きる物理的な状況を検知可能なセキュリティイベントに変換します。エンドポイントでスマートフォンによる画面撮影の試みを検知して必要な対処を行い、イベントを一元ダッシュボードに集約して分析し、設定されたシナリオに応じて疑わしい行動の分類やロック手順を実行します。

つまりMonitorDogは、画面セキュリティに特化したEDR・SIEM・SOAR機能により、従来はログが残らなかった行動を 検知 → 一元分析 → 自動対応 が可能なセキュリティ運用の範囲に取り込みます。既存のセキュリティ体制との連携がサポートされる環境では、こうした画面セキュリティイベントを他のアカウント・デバイスログと合わせて分析し、組織の対応手順につなげることもできます。

まとめ

EDR、SIEM、SOARの違いは、製品名ではなくセキュリティ運用で担う役割から理解すると明確になります。

  • EDR: エンドポイントで脅威を検知し、調査・対応します。
  • SIEM: 組織全体のセキュリティデータを集約し、インシデントの文脈と範囲を分析します。
  • SOAR: 検知後の反復的な対応手順を連携・自動化します。

3つの製品カテゴリーをすべて導入すること自体を目標にすべきではありません。まず、組織が現在把握できていない脅威は何か、誰がアラートを処理するのか、どの対応を自動化できるのかを定義する必要があります。通常のデジタルログが残らない画面撮影のような物理的脅威も合わせて点検することで、実際のセキュリティ上の死角を減らせます。

MonitorDogは、画面セキュリティ領域でこの3つの役割を1つのプラットフォームに連携します。エンドポイントでセキュリティ上の問題を確認・対処し、ダッシュボードで組織のイベントとポリシーを一元管理し、シナリオによって疑わしい行動の分類と対応手順を自動化します。

MonitorDogの統合された検知・分析・対応フローが実際の業務環境でどのように動作するかを確認するには、無料デモをお申し込みください。

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参考資料